加藤茶さんが明かしたドリフのギャラ配分「長さんがガバッ、残りを4人が淋しく分ける(笑)」
1969年に始まった「8時だョ!全員集合」は、日本全国の子供たちが熱狂していたお化け番組。私のような60代半ばの人間にとってザ・ドリフターズの加藤茶さんは“ヒーロー”でした。その加藤さんとお会いしたのは20年以上も前。楽屋入りされた加藤さんは本当に腰の低い方でした。
東京っぽい「ちょっと小粋なオシャレな感じ」とはまた違う、「土曜8時」に全国津々浦々どこの人が見ても、特に「子供が見ても面白い」笑いを創造されたことは、当時のテレビ界にとって一番の功績だったのだと思います。
「俺たちだけじゃ、何もできないもん。むちゃを承知でやりやすいように動いてくれたスタッフさんのおかげですよ。全部生放送で全国回って、初めての会場がほとんどだから、人の動きとかセリフとか最低限のリハーサルしかできなかったもん。よくあんなこと毎週毎週やってたよね。今じゃ考えられないね」
「生放送の一発勝負。ゲストの歌手の人たちまで緊張感が伝わってくる真剣勝負だから終わったらクタクタ~」
「うまくいった時はいいけど、失敗したら取り返しがきかないからみんな必死だったね……」