“フジテレビのドン”日枝久氏 取締役退任後も求められる説明責任…スポンサーなお「院政」警戒
「顧問」として残る可能性は消えず
日枝氏は腰椎圧迫骨折で都内の病院に入院中とされるが、FMHの金光修社長は「フジサンケイグループ代表も(日枝氏)本人から辞任すると申し(出があっ)た」と明かした。会見では、退任理由から「院政支配」への懸念まで日枝氏に関する質問ばかり。上場企業であるFMHの取締役相談役の退任は、6月の株主総会で決まる。今後、「顧問」として残ることはないのかとの質問に、フジの清水社長は「6月以降は今後の判断になる」と含みを持たせた。
世論は、日枝氏の“無言の退場”を許していない。様子見のスポンサーもフジの「企業風土の礎」を築いた当人の「反省の弁」と「絶縁宣言」を求めているはずだ。スポンサーを呼び戻すため、日枝氏は病院を抜け出してでもカメラの前に立ち、会見を開くべきである。
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