特別編<2>「八千草さんは身近な聖処女なんです」

公開日: 更新日:

碓井 「やすらぎの刻(とき)~道」から登場する新顔の女優さんもたくさんいらっしゃいますが、まずは前作「やすらぎの郷」に出演した浅丘ルリ子さんや加賀まりこさんはお元気なわけですね。

倉本 ますます元気ですね(笑い)。

碓井 残念ながら何人かの方が(現実の世界やドラマの中で)亡くなったり、施設を去られたりしました。

倉本 ただ八千草(薫)さん演じる九条摂子を殺しちゃったのは僕の中で誤算でした。執筆当時は続編を作るなんて思いもしなかったですから。

碓井 すでに、八千草さんが亡くなるという強い“カード”を切っちゃったわけですね。

倉本 そうなんです。八千草さんは「やすらぎ」の象徴だから新作にもいてくれないと困る。でも、こちらの都合で生き返らせるわけにはいかない。それで視聴者の皆さんに馴染みのある九条摂子というキャラクターを、脳内ドラマの主人公にしようという発想をしたんです。

碓井 八千草さんとは、これまで何本も仕事を一緒にされていますが、倉本ドラマで八千草さんが亡くなるなんて、「やすらぎの郷」が初めてだったのではないでしょうか。

倉本 ええ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり