グラドル清水あいり 月収3ケタ公表前の壮絶貧乏生活「真っ暗な部屋で号泣しました」

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清水あいり(グラビアアイドル/29歳)

 昨年「ダウンタウンDX」で月収3桁を公表して話題のグラビアアイドル、清水あいりさんはバラエティーで売り出し中だが、実はデビュー前もグラビアを始めてからも貧乏の連続。そんな苦労話をテレビに出演した時と同様のおっとりした高い声で明るく話してくれて……。

 ◇  ◇  ◇

 実家がそもそも貧乏だったんです。父親がギャンブル好きで借金を抱えていて、家に取り立てが来て住んでいられなくなった記憶があり、私が小3の時に父方のおばあちゃんの家に両親と私の4人で同居。母親が一人で夜遅くまで働いていた姿を見て、子供ながらに大変だなと思っていました。父親がしっかり働くようになったのは私がグラビアのお仕事が増え始めた頃でした。やっとまともなお父さんになってくれた気がしてうれしく思います。

 上京をしてから芸能のお仕事を始めたのが10代半ば過ぎ。芸能のお仕事がない中、豊島園とピザ屋さんでガッツリとバイトができたので決してド貧乏ではなかった。

 16歳の時は東京ヤクルトスワローズの公式ダンサーとして神宮球場で活動していました。しかしそれで食べていけるほどではなかったので、それとバイトを掛け持ちしていました。

 その後入った事務所の社長が詐欺で捕まり、マネジャーさんは火縄銃と日本刀を盗んで捕まってしまいました。

 しかし、それでも契約が切れるまで移籍できないので、芸能の活動はほとんどない中、脱毛サロンで契約社員として働く日々。

 フリーになった19歳の夏に撮影会のスタジオに「出演させてください!」と連絡して、撮影会に出演させていただきました。たまたまそこの現場にいた女性マネジャーさんが「あんた、ええやん! 私の事務所においでや」と関西弁で誘ってくれて、入ったところが今の事務所。もう8年以上います。

 でも、そこからがもっと貧乏(笑い)。たまに入るお仕事とオーディションでバイトが自由にできないから、ダーツバーで深夜の0時から朝5時までバイト。グラドルはみんなこういう時期に挫折しちゃうのかなあと思いました。

 私服を買うお金がないから衣装になる服だけを買って、ボディコンとかを普段も着てました。

■雨の日に傘を買うお金もなく…

 家賃が5万5000円の部屋に住んでいた頃、光熱費を払えなくて電気を止められ、キャンドルをともしました。

 数日してまた電気がつかなくて「今度は払ったのに」と思い、電話で聞いたら「壊れて漏電してる。修理代が1万2000円」と言われて! 

「払えないよ……」と真っ暗な部屋で号泣しました。確か23歳の時でした。

 撮影会ではいつも同じ衣装で、ボロボロのヘアアイロンをガムテープで留めて使い続けたり。

 ある日の帰り道、最寄り駅に着くと外は土砂降りでした。駅から徒歩20分のところに住んでいたのでコンビニに駆け込んで傘を買うためATMで下ろそうとしたら残高がなく、「私は傘すら買えないんだ」とその場で涙が止まりませんでした。

上田晋也司会の新年特番でバズって救われた

 2019年の上田晋也さん司会の新年特番「女が女に怒る夜」(日本テレビ系)に出演した時に少しバズってくれてから、いろんな番組に呼んでいただけるようになりました。

 芸能のお仕事だけで生活できるようになったのはデビューから10年経った時。長かったぁ!

■今では月収が3桁に乗る月も

 月収が3桁に乗る月があるのは、いろんな番組に呼んでいただけることと、撮影会のお仕事を頑張っているからなんです。

 今は貯金もしています。貯金額は毎月増えているのに、いつすぐ貧乏になるか、貯金がゼロになるかわからないのでいまだに怖いです。子供の頃から貧乏だから物欲がないけど、衣装と私服だけちょっとずつ増やしています(笑い)。

 これからも安定を求めるより、たくさんのことに挑戦し続ける姿勢でいたいです!

▽清水あいり(しみず・あいり) 1992年12月生まれ、大阪府出身。グラビアアイドルとして活動をする傍ら、「童貞を殺す空手」や「関西弁あいうえお」の持ちネタでバラエティー番組で活躍。公式YouTube「清水あいりのおイタがすぎまんねんTV」、ラジオ「清水あいりのラジぷゆbyラジオクロニクル」配信中。

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