30代でも発症の可能性 突然襲う「若年性白内障」の恐怖
白内障というと、「高齢者がかかる病気」というイメージがある。しかし、近年は30~40代でも発症するケースが目立ってきているという。自分はまだ若いから大丈夫だとタカをくくってはいけない。
「右目が真ん中から白く濁っていき、だんだん見えにくくなってきました……」
タレントの大桃美代子さんは、47歳だった13年2月に白内障と正常眼圧緑内障と診断され、ブログで公表。さらに、右目の白内障が急速に進行したため、14年6月に眼内レンズを入れる手術を受けている。
白内障は、目の中にあるカメラのレンズに当たる水晶体が白く濁り、視力に影響が出る病気だ。景色がかすんだり、光をまぶしく感じたり、物が二重に見えたりするようになり、放置しておくと失明する危険もある。
水晶体が濁る原因は加齢による場合が多く、一般的には60代以上の患者がほとんどだという。しかし、大桃さんのブログには、同じく白内障と診断された30~40代からのコメントが多数寄せられた。以前に比べると、若年性白内障の患者が増えている印象があるとの声も聞く。