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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

盲目治療に成功? 米フロリダ医師の「報告」が世界に衝撃

公開日: 更新日:

 今年の医学界で最大の発見になるのではと注目されているのが、盲目の治療。大きな鍵になっているのが幹細胞です。

 イギリスでは世界で初めて、ヒトの胚細胞から取った幹細胞を加齢黄斑(おうはん)変性症の患者の目に移植する臨床実験が行われました。結果はまだ発表されていませんが、成功すれば歴史的な一歩になると考えられます。

 ところが、その結果を待っていた医学界に驚きを与えたのは、フロリダの医師による「盲目の治療に成功」の報告でした。

 ヴァナ・ベルトンさん(29)は7年前に突然、視界がぼやけ始め、視力をほとんど失いました。原因は不明。治療法を探していた時に出会ったのが、ジェフリー・N・ワイス医師です。

 ボルティモア・サン紙によればワイス医師は、ハーバード大学で教壇に立った経験はあるものの、現在はどこの大学や政府機関にも属さず、独自で幹細胞研究を行ってきました。その治療法は、患者の腰骨の骨髄から抽出した幹細胞を、網膜またはその周囲、あるいは視神経に注入するものです。治療費は約2万ドル。患者のベルトンさんは、この治療で店の看板が読めるまで視力が回復したといいます。

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