食べ過ぎの脂肪肝に有効 「エビ&カニ」エキスの威力

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「ならば、ビタミンEの250~500倍抗酸化作用が強いとされるアスタキサンチンに着目して調べたところ、良い成績を得たのです」

 昨年、高コレステロールの餌にアスタキサンチンを混ぜたものを食べたマウスは、そうでないマウスより肝臓への脂肪のつき方が50%減り、脂肪がたまることで生じる脂質の過酸化や肝硬変につながる肝臓の線維化が80%以上抑えられることを報告。世界で初めてNASHの予防・抑制にアスタキサンチンが有効であることを明らかにした。

 いまはアスタキサンチンのサプリメントが複数流通している。太田准教授は「より高い濃度で体に吸収しやすい治療薬を開発したい」と言う。しかし、それまで待てないという人は、運動食事療法以外にも脂肪肝を解消する手があることを知っておくべきだ。

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