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佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

科学的に「がんにならない方法」は本当にあるのか?

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 多量の飲酒は、肝臓、大腸、食道がんなどのリスクを高めることが知られています。多量飲酒は健康日本21で「1日平均純アルコール約60グラム(日本酒にして3合)を超えて摂取する人」と示されています。

 なお、健康日本21(第2次)では、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人は「1日当たりの純アルコール摂取量が男性40グラム(日本酒で2合)以上、女性20グラム(日本酒で1合)以上」としています。

 運動習慣や日常生活での種々の身体活動の増加は、大腸がんのリスクを下げることが期待できます。運動習慣のある人とは、「1回30分以上の運動を週2日以上実施し、1年以上継続している人」をいいます。

 都民の1日の歩数(15歳以上)の平均値は、男性8000歩前後、女性7000歩前後のようです。1日8000歩以上の割合は、男性51.3%、女性45.5%(20~64歳まで)でした。

 食塩の摂取量は、健康日本21では「1日8グラム」を目標としています。都民の平均食塩摂取量(1日当たり、20歳以上)は、男性11グラム台、女性10グラム台で推移しており、男性で8グラム以下の人は18.9%、女性31.5%のようです。

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