心臓を鍛えるには心拍数130を超えない適度な運動が重要
心臓の機能を衰えさせないためには、適度な運動がとても大切です。体を動かすと、心臓はより多くの血液を体中に送り出そうとして、いつもより活発に動きます。心臓は筋肉でできていますから適度な負荷がかかることによってある程度は鍛えられるのです。ほとんど運動をせず、普段から心臓をサボらせている人は、加齢によって筋力が衰えてくると心筋も薄っぺらくなり、ポンプ機能や規則正しさを支えるペースメーカー機能も衰えてきます。
心臓にトラブルを抱えている人にとっても、適度な運動は非常に重要です。とりわけ、心臓の手術を受けた患者さんは、再発予防のために欠かせません。
心臓の手術を受けた後、患者さんは必ずリハビリを行います。医師や看護師の指導のもと、有酸素運動を積極的に取り入れ、少しずつ負荷を増やしていきます。どれだけまじめにリハビリに取り組んだかどうかで回復の度合いが変わってくるので、患者さんの多くはきちんとリハビリで体を動かします。
退院後も、有酸素運動を続けることが再発予防につながります。そのため、中にはスポーツジムに通っている患者さんもいらっしゃいます。