肺がん手術数 47病院で年間実施件数の22%を手掛ける
■実績があるのは744施設
DPCデータを基に肺がん手術件数の多い病院を抜き出すと、〈表〉のようになります。
この数字にも転移がんやその他の手術が含まれています。1、2位は国立がん研究センターがしっかり押さえています。また、各県のがんセンターも、地域における役割を果たしていることが分かります。
肺がん手術を行っている病院数は注目に値します。14年度において肺がんの手術実績がある病院は、全国で744施設でした。年間100件以上は209施設。さらに年間200件以上となると、わずか47施設に減ります。この47病院で、全肺がん手術の22%をこなしているのです。
「どうせ手術を受けるなら、できるだけ実績の多い病院を選びたい」のが人情です。しかし年間200件以上となると、かなり狭き門。数カ月に及ぶ手術待ちも覚悟する必要がありそうです。