治療の第一人者が警鐘 子供は1週間でネット依存状態に

公開日: 更新日:

 まだ依存とまで言えない状況、つまりは子供のネットの使い方がそれほどひどくなく、かつ、親がしっかり指導できる場合は、親子が話し合い、ネット使用のルールを決めていく。

「親が強制すれば子供は反発するだけです。子供の主張を取り入れつつ、『○時間まで』と決める。破った場合、どれくらいネットを取り上げるのか、どうすれば返すのかなど、条件は細かく具体的に決めます」

 ルールを破ってネットを取り上げようとすると大暴れする。親を殴る。自殺未遂をする。その状況であれば、親だけでなんとかできるレベルは超えている。ネット依存治療の知識がある第三者(医療者)の介入が求められる。

「知識がない第三者では『飽きるまでやらせればそのうち飽きる』など誤ったアドバイスをしかねません。オンラインゲームは、そもそも飽きないようにつくられている上、無限にほかのアプリがあるので、やり続ければやり続けるほど、はまる仕組みになっています」

 仕事が忙しい父親でも、正月休みは子供と過ごす時間が長かったはずだ。子供はネットにはまっていなかったか?

■子供のネット依存とは

 勉強や情報収集に必要なネット利用を除いて、ゲームやSNSなどに過剰にはまり、「朝起きられない」「学校に行けない」「食事をしない」「成績が落ちる」などさまざまな問題が生じること。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」