3度のがんと闘いながら亡くなる直前まで前向きに生きた
■衣笠祥雄さんもそうだった
先日、「鉄人」と呼ばれた元プロ野球選手の衣笠祥雄さん(享年71)が大腸がんで亡くなられました。現役時代は、どんなにケガをしても骨折しても試合に出場し続け、「ケガの痛みよりも、休んで家でテレビを見ている方がつらいのです」と語っていた姿を思い出します。
衣笠さんのがんの状態の詳細は分かりませんが、おそらく厳しい状況になっていたのだと思われます。それでも、衣笠さんには次の試合の解説を務める予定があったと聞きます。
Mさんのご主人も衣笠さんも、がんと闘いながら亡くなる直前まで前向きに人生を生きてこられた。とても立派だったと敬服するばかりです。
ただ、がんの終末期でも前向きに生きたい、仕事をしていたいと思っていても、病状などからそのようにはできない方もいらっしゃいます。がんと最後まで闘う方、あくまで延命を求める方、治療をせずにホスピスで過ごされる方、そして死を受け入れ自宅で過ごされる方など、患者さんによってさまざまです。