急性心筋梗塞は効果的な治療法が広まり救命率が上がった

公開日: 更新日:

 しかし、心筋梗塞に関するさまざまな治療データが蓄積されてきた結果、超急性期(発症してから4時間以内)の場合は治療をして一刻も早く血流を再開した方が治療効果が高いことがわかってきました。血管が詰まっている箇所をカテーテル、手術、薬物などで治療して血流を早期に再灌流させると、後遺症が少ないことが明らかになったのです。

■2次予防がどこまで進歩しているかを確認

 心筋梗塞の救命率が急速に上がってきたのは、そうした指標をベースにした心筋梗塞の新たな治療の取り組みを浸透させるキャンペーンがうまく機能した成果と言えるでしょう。

 いざという時のため、自分の住んでいる地域で、そうした2次予防=治療がどれだけ進歩しているかを確認しておくことは、命を守ることにつながります。

 たとえば、急性心筋梗塞を中心とする急性心血管疾患に対し、速やかに専門施設へ搬送し早期に専門的な治療を開始できるようにする取り組みとして、「CCUネットワーク」と呼ばれる地域連携診療組織があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末