急性心筋梗塞は効果的な治療法が広まり救命率が上がった

公開日: 更新日:

 急性心血管疾患は、発症してからいかに早く専門病院で治療を始められるかが重要なため、患者を可能な限り早く収容できるよう、組織間で連携して常に各病院の空きベッド状況の把握などを行っているのです。

 先駆けとなった東京都CCUネットワークは、東京消防庁、東京都医師会、東京都福祉保健局、都内の各医療機関との共同事業として運営され、現在は都内73の施設が参加しています。近年は全国的に広まってきているので、自分が住んでいる地域ではそうしたネットワークが組織されているのかどうかを確認しておくだけでも、万が一の時のための“命綱”になります。

 病気にならないようにするための1次予防に関する情報を知っておくことも大切ですが、こうした2次予防についての医療情報をしっかり押さえておく方が重要だと言えるでしょう。

【連載】天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」