どんな道であっても自分の人生…後悔しないよう生きていく
でもね、足が痛いんです。入っていたモデルの仕事は何とかこなしましたが、痛みが消えず、不安で仕方がない。モデルをする前、損害保険会社に勤めていたこともあり、「痛い時は伝えないと、泣きを見るのは自分」という認識がありました。だから何度も病院に通い、痛みを訴えた。しかし医師は代われど、「折れていない」という診断。後で知るんですが、こういう場合、最初の診断が与える影響が大きい。特に同じ病院では、最初の診断をした医師に遠慮があるのか、別の診断をしづらいのかもしれません。がんの時もそうでしたが、ドラマみたいに親身になってくれる医師は少数派かもしれない、と思うことが多いです。
3カ月後、アスリートなどが通う整形外科を紹介され、受診。最初の病院で撮ったレントゲンを持っていったら一目で「折れています」。交通事故だからきちんと調べた方がいいと言われ受けたMRIでも、折れていることが分かりました。
そのまま治療とリハビリに入りましたが、3カ月間放っておいたダメージは大きく、3年半経った今も足は元通りになっていません。ヒールは短い時間なら履けますが、痛くて履き続けられない。運動靴でも坂道を歩き続けると痛い。運動もできず、大腸がんの手術の影響もあって、15キロほど太ってしまいました。思いっきり太っていればそういうキャラで広告の仕事もできるでしょうが、そうではない。頑張っても無理なものは無理だし、今は美肌温泉家の仕事を中心にしています。