【歯周病】中高年は唾液量が減っても気づかずに進行させる
ちなみに、口臭には種類がある。起床直後や空腹時、緊張時に強まる「生理的口臭」、ニンニクやネギや飲酒や喫煙による「飲食物・嗜好品による口臭」、「ストレスによる口臭」などだ。これらは飲食や水分補給などで比較的簡単に解消できる。しかし、鼻や喉、糖尿病などの病気による口臭はそうではない。
「これを病的口臭といいますが、この9割以上は主に歯周病菌が原因です。それを引き起こしているのが口腔内の乾燥なのです。心当たりのある人は、ナッツや野菜など歯ごたえのあるものを食べて口の周りの筋肉を鍛えて、唾液が出やすい環境を整えることです。乾燥した昆布をひとかけら噛むことで唾液量が増えますが、塩分が多い場合は水で洗ってから噛みましょう」