インフル流行期に突入 今からでもワクチンを打つべきか?
それならリスクを下げるために、インフルエンザワクチンを打った方がいい。すでに1月、2月に入っていても、そうだ。
ところで、インフルエンザワクチンの話になると、決まって「100%発症を防げるわけじゃないんでしょ」と言う人がいるが、そもそもワクチンに対する認識を間違えている。
「インフルエンザワクチンを接種しても発症するリスクはゼロにはなりません。しかし、症状を弱く抑えてくれる利点があります」(大谷院長)
「今年流行のインフルエンザウイルスの型と、ワクチンの型が違ったらどうなるのか?」という声もよく上がるが、近年の流行型はA香港型、A(H1N1)型、B型。ワクチンもそれに合わせて製造されているので、大きな違いが生じることはないだろう。ちなみに、今年に入って流行が確認されている型は、まさにその3つの型だ。
ウイルス変異でワクチンが効かなくなる耐性ウイルスの問題もあるが、それにしても「効き目が弱くなる」程度で、さらには耐性ウイルス出現の率はそう高くない。
観念して、今からでもワクチン接種を。ちなみに本紙記者も今年、初めて接種。予約して行ったので、病院に入ってから出るまで、ものの数分で終了。簡単すぎて拍子抜けしたほどだった。