みかんは食べ方の違いで栄養分の摂取に大きな差が出る

公開日: 更新日:

 みかんの食べ方は人それぞれ。例えば、A君は皮をむき、キレイにスジを取って食べる。B君はスジを取り、袋を残して中身だけ食べる。そしてC君は、皮をむくと1袋ずつポイと口に放り込む――。アナタはだれと同じか?

 実は食べ方の違いによって栄養分の摂取に大きな差が出る。みかんに含まれる栄養素といえば、ビタミンCが代表。3、4個で1日に必要な摂取量をまかなうことができるといわれる。ビタミンCには抗酸化作用があり、ストレスに対する抵抗力を強める作用もある。

 βカロテンは皮膚の乾燥や角質化を防ぎ、免疫機能低下を防ぐ。つまり、風邪などの感染症予防効果が期待できる。さらに、ナトリウムの排出作用があるカリウムもたっぷりで、高血圧予防に役立つ……。疲れ気味のオジサン世代にうってつけの果物ではないか。

 コレだけじゃない。実は、もうひとつの大事な栄養素がヘスペリジン。これはみかんの白いスジや袋に含まれるポリフェノールの一種で、ビタミンCの吸収を高める働きがある。別名ビタミンPとも呼ばれ、血管を拡張させて血流を改善し、体を温め丈夫にする働きもあるらしい。スジや袋を食べないのは健康効果の高いヘスペリジンを捨てているも同然。今日から、みかんは“C君派”で食べるべし。

 参考までに、温州みかんの県別の収穫量の割合は、和歌山(20%)、静岡(15%)、愛媛(15%)の順に多い。

※2018年度産、農水省調べ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」