缶ビール(350㎖)1本 さめるまでの時間はどのくらいか?
我々がお酒を飲むと、顔が赤くなり、酔い、次の日、頭が痛くなったりする。すべてはお酒に含まれるアルコールのせいだが、いったい、体の中で何が起きているのか?
口から体内に入ったアルコールは、およそ20%が胃で、80%は小腸で吸収。それが肝臓で有害物質のアセトアルデヒドや酢酸に分解され、血液を通って体内をめぐる。前者は胸をドキドキさせたり悪酔いの原因となり、後者はさらに水と二酸化炭素に分解され汗や尿、呼気となって体外に排出される。
ざっくりだが、これが【飲む→酔う→さめる】の流れだ。
一般に、“酔いがさめる”のは、男性の方が女性より早く、顔が赤くならない人は赤くなる人よりアルコールの分解スピードが速い(早くさめる)といわれている。
一方、1回に飲んだお酒に含まれるアルコールの量は、次の式によって求められる。
【Xグラム=お酒の量ミリリットル×(お酒の度数%÷100)×0・8(アルコールの比重)】
例えば、缶ビールの場合、【350ミリリットル×5%×0・8=14】で14グラム。