アジア風邪は150万人が亡くなる20世紀2度目のパンデミック

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ワクチンが開発され抗生物質で抑制

「1968年の香港風邪は、アジア風邪と同じように各国への感染拡大は早かったものの、致死率も低く、過去のパンデミックのような爆発的なアウトブレークは起こしませんでした。理由は、前年の季節性インフルエンザとウイルスの型が似ていたため、そのときに得た免疫により身を守れた人が多かったと考えられています」(林雅之院長)

 ちなみに、1977年のソ連風邪、2009年のパンデミック・インフルエンザでは、1918年以前に生まれた人が感染してもスペイン風邪に罹患して抗体が体内に作られていたため、重症患者や死亡者は少なかったといわれている。

 今回の新型コロナウイルスも流行が広まって多くの人が抗体を持つようになれば、「はやりの風邪」のひとつになっていく。

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