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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

食事や運動に加え「睡眠」も大事 寝不足は血糖値上昇の原因に

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■朝、10分でいいからいつもより早く起きる

 おすすめは、夜型生活から超朝型生活への切り替えです。まずは朝、10分でも20分でもいいから、いつもの時間より早く起きて、散歩やラジオ体操をするところから始めましょう。朝の太陽の光には、体内時計をリセットする効果があります。カーテンを開けて太陽の光を浴びるだけでも効果が得られますが、外に出て軽く体を動かせば、体も頭もより目覚めがよくなるはずです。

 朝の太陽の光は、幸せホルモンとも呼ばれる脳内物質「セロトニン」の分泌を良くしますし、リズムよく体を動かすことで活性化されます。10分や20分早く起きられるようになれば、徐々に起床時間を早くしていきましょう。

 東京都在住の40代の女性は、フリーランスのライターということもあり、遅寝遅起きの生活を長く続けてきました。午前中の取材や打ち合わせが入らない時は、朝は10時すぎに起き、コーヒーを飲みながら新聞を読んだりメールをチェックしたりする。仕事のギアが上がるのは昼すぎで、寝るのは夜2時すぎ。「夜型生活なので早起きなんて無理」とずっと思っていました。

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