血管<上>循環器専門医が勧める内臓脂肪を減らす運動法2つ
【ドローイングのやり方】
①肩幅くらいに足を開いて立ち、お腹をリラックスさせる。②3秒くらいかけて鼻から息を吸い込み、お腹を膨らませる。③次に6秒くらいかけてゆっくりと口から息を吐きながら、お腹を思い切りへこませる。そしてさらに、お腹に力を入れながら2秒息を吐き、お腹をギュッとへこませる。④そのままお腹に力を入れ、お腹をへこませた状態をキープ。このとき息は止めないで、自然呼吸を続ける。30秒を目標に持続する。
このドローイングは、体勢を変えると鍛えられる場所も変わる。両腕を上げて行うと、お腹の上の方の筋肉が鍛えられる。お腹をへこませた後に体を左や右にひねると、脇腹の筋肉が鍛えられる。
内臓脂肪を減らすためには、体の表面にある筋肉だけでなく、体幹部にあるインナーマッスルも鍛えるとより効果的。それは背骨・骨盤・太ももの骨をつなぐ「腸腰筋」のトレーニングだ。
「腸腰筋を鍛えると骨盤が安定して体の歪みが取れ、姿勢がよくなります。すると立っていても座っていても、自然にお腹の筋肉に力が入るようになり、内臓脂肪が付きにくく、減りやすくなるのです。腸腰筋を鍛える運動で最も効果的なのは『もも上げ運動』です」