首<下>専門医考案 手を使うタイプ別「痛みナビ体操」の実践
「背中が丸まっていたり、顎が前に出ていたり、悪い姿勢で体操をしても首の痛みの改善は望めません。それだけでなく、動かしたくない頚椎の下部が曲がってしまうと、かえって症状が悪化してしまうケースもあるので注意してください」
■前方改善型の顎出しタイプ
【顎出し体操】この体操は手を使わない。①基本姿勢で、視線は真っすぐ前へ。②次にゆっくりと顎を前に出す。胸椎が前に曲がらないように要注意。③顎を前に出しきったら、ゆっくりと基本姿勢に戻す。
「どの体操も10回1セット(3分程度)として、痛みが強い場合は1日10セット(1~2時間おき)行ってください。痛みがそれほど強くなければ、1日5セット(3~4時間おき)でもかまいません」