ワクチン接種後の報告多数 注意すべき「胸痛」を見逃してはいけない

公開日: 更新日:

 胸痛が一時的なものであれば、過剰に心配する必要はない。ただ、厚労省が注意喚起しているように、心筋炎などの心臓トラブルが生じているケースもある。また、高血圧、高血糖、高脂血症といったリスクを抱えている人が、接種をきっかけに何らかの心臓病を発症し、胸痛がサインとして表れていることも考えられる。

心筋梗塞や大動脈解離の可能性も

 ワクチン接種後だけではなく、日頃からどんな胸痛に気を付ければいいのか。

「胸部には、肺、胸膜、心臓、骨、神経、筋肉、消化器の一部が存在するため、痛みが生じる原因はさまざまです。その中でも、とりわけ注意すべきなのが心臓や大動脈が原因の胸痛です。命に関わる狭心症、心筋梗塞、大動脈解離のサインになっている場合があるのです。生活習慣病、喫煙、過剰なストレスなどが原因で動脈硬化が進むと、プラークなどで血管が狭くなって血液が流れにくくなります。すると、心臓が虚血(酸欠)状態になったり心筋組織が障害されることで発痛物質が作られ、痛みとして表れるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由