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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

飲む機会が増えるからこそ改めて知っておきたいお酒の知識

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 ただし、体格の違いによる分解速度の違いや、男性で6~13g、女性で4~11gの分解速度の個人差があること、高齢者になると分解速度が遅くなること、睡眠中のアルコール分解速度は起きている時より遅いことなど条件によって違いがあるので、あくまで目安に留めることも念頭に入れておきましょう。

糖質よりもアルコールの度数に注意

 また、最近は「糖質ゼロ」「カロリーオフ」などと表示されたビールや発泡酒などの酒類が多く販売されていて、手にとってしまう方も多いのではないでしょうか。飲料では100mLあたり糖質0.5g未満であれば「糖質ゼロ」と表示できるので、熱量が20kcal以下であれば「カロリーオフ」と表示できることになってしまいます。先ほど触れたように、糖質の度数よりもアルコール度数の方が体に対する負担は大きく、そちらを考えるべきです。

 就床前にアルコールを飲むことで、寝付きが良くなると思っている方も多くいますが、実は、寝酒は少量でも睡眠の中途覚醒の時間を増やし、睡眠の質を悪くすることが知られています。就床前にはアルコールを飲まずに、代謝されてから寝るようにする方が健康的といえるでしょう。

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