著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

アドバイスをすると「認知的不協和」が生じ成果が上がる

公開日: 更新日:

 たとえば、会社で先輩が部下に、「あきらめるな! 〇〇をすれば大丈夫!」と励ます背景には、自分自身に対して「〇〇が大事」と言い聞かせている側面もあるというわけです。「人の弱点を見つける天才よりも、人を褒める天才がいい」とは松岡修造さんの言葉ですが、真剣に、情熱を持ってアドバイスをする。なぜ松岡さんが人気者なのか納得ですよね。

 先の実験では、自信とモチベーションに関しては、アドバイスを受けた側よりも、アドバイスをした側の方が伸びていたほどです。励まし甲斐のある、と言ったら変な言い方かもしれませんが、お互いにアドバイスを送り続けられるような関係をたくさん築けると、人生は豊かになるといえそうです。良い先輩になりたければ良い後輩を育てる。そのためには、人を戒めるより励ますことを意識してみてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」