自律神経(下)名医が教える3大NGと誰でもできる4つの良い生活習慣
■イライラを鎮める胸鎖乳突筋もみ
胸鎖乳突筋とは、首の横を、耳の下から鎖骨まで走っている筋肉。ここには脳と体をつなぐ血管、リンパ管、神経が走っており、ツボも並んでいる。
ストレスでガチガチに凝ると、脳や自律神経の働きに悪影響を及ぼし、イライラなどが起こりやすくなる。それを解消するもみ方はこうだ。
①首を右にギュッと回したとき、左の耳下から鎖骨に浮かび上がる筋のラインが胸鎖乳突筋。手で触れると、突っ張ったようになっている。
②この筋のラインをしばらくさすった後、筋を指で挟むようにして、やさしくもみほぐす。反対側も同じようにもむ。
自律神経の不調を訴える人は、交感神経の過緊張で肩甲骨回りが硬くなっていることが多い。「肩の上げ下げ」や「肩回し」なども自律神経の安定につながるという。