著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

人見知りアピールはマイナス!相手と距離ができ親密度が低くなる

公開日: 更新日:

 初対面の人とどのように接していくかは、多くの人が気をもむところだと思います。中には、「私は人見知りなのですが、みなさんよろしくお願いします」と、事前に“断り”を入れてあいさつする人もいると思いますが、実は人見知りアピールは好ましくありません。「かえって好感度や親密度を下げるだけ」という結果が、ニューヨーク州立大学のアーサー・アロンらの研究(1997年)によって示唆されています。

 最初に断った方がいいと思うかもしれませんが、「人見知りなんで」「あんまり勉強する時間がなくて」「バタバタしていて」という具合に、あらかじめ予防線を張って、失敗する言い訳をつくることを「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。

 これがあるほど、自分に向き合えず改めることができなくなるといわれています。

 アロンらの研究では、それぞれ初対面の男女がペアになってもらい、15分間トークをしてもらいました。その上で、被験者を2つのグループに分け、Aグループは【できるだけ相手と親密になるように心がける条件】をつけ、Bグループには【あまり自分をさらけ出さないという条件】をつけました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末