著者のコラム一覧
佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

われわれが地球で生きていくためにやらなければならないこと

公開日: 更新日:

 温暖化で、洪水、山火事が増える。台風が増える、砂漠が増える。北極南極の氷が解け、ホッキョクグマのすむところがなくなる、エサがなくなる。海水が増え、陸地が減る。南太平洋の小さな島が海に沈む……。

 本当にそう思います。

 地球温暖化の阻止は、もう間に合わないのかもしれません。ここ2、3年の夏の暑さはひどく、多数の老人が熱中症で亡くなっています。

 グレタさんは、招待された講演のために米ニューヨークへ向かう際、二酸化炭素を排出する燃料が使われる飛行機や船には乗りません。命をかけてヨットで向かうのです。港の沿岸では、待ち受けたたくさんの人々が手を振って出迎えます。

 日本でも、グレタさんに賛同し、地球温暖化の弊害を訴える高校生らのグループも頑張っているようです。

■世界のがん死亡者は960万人だが…

 21年10月31日から11月13日にかけて英国のグラスゴーで開催された「COP26」(第26回気候変動枠組条約締約国会議)では、「排出削減対策を講じていない石炭火力発電所の削減および非効率的な化石燃料補助金の段階的廃止」が成果文書の中に盛り込まれたといいますが、日本は賛同していないと聞きます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ