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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

朝型タイプは夜型タイプより脳の一部領域の活動が低下する

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 朝に体を動かすことはとても良い習慣です。仕事ができる人は、朝からジョギングやストレッチなど、何かしらの運動や習慣を持っている──皆さんの周りにもそういった方はいるのではないでしょうか?

 実際、米イリノイ州にある高校で、ジョギングでも何でも生徒の好きなものでいいので、毎朝必ず運動をさせるようにしたところ、学力が上がって公立校で全米1位になったという報告があるそうです。

 心拍数をある程度上げられる運動、つまり少しくらいキツいと感じるような運動をすると、心臓から脳にどんどん血液が送り込まれるため、脳がベストな状態になりやすいといわれています。朝から体を動かすためには、早起きが必要ですから「早起きは三文の徳」とも考えられますが、科学的には必ずしもそうとは言い切れないようなのです。

 イギリスのウェストミンスター大学で、2日間にわたってさまざまな睡眠リズムを持つ42人のボランティアの唾液を1日8回分析したところ、早起き傾向にある人は睡眠が長い人に比べて、より多くのコルチゾールが検出されました。コルチゾールは、本来、ストレスを抑制するために分泌されるホルモンです。ということは、無理して早起きをするとストレス値が上がるわけです。

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