「水虫喘息」は冬場でも気が抜けない 高齢者の介護現場での症例も
仮にそれが陽性で喘息症状があって白癬菌に感染している人は、抗真菌薬で治療することで喘息症状が改善する場合がある。
また、自身は白癬菌に感染していないが、白癬菌に感染している人との接触が多い場合──たとえば看護師や柔道整復師で気管支喘息が悪化している場合は、マスクを着用したりすることで喘息症状を改善できる可能性が高い。
なお、自分自身が白癬菌の感染に気が付いていない人も少なくない。かゆみがひどいなど自覚症状があれば認識するが、自覚症状のない場合もある。自分自身のためばかりでなく、周りを水虫喘息で苦しめないためにも気になる人は皮膚科を受診することだ。