4年ぶりに受けた大腸内視鏡検査の結果にホッとして力が抜けた
何が関係して便通が悪いのか? 大腸にがんはないのか? 階段を上ってみたり、屈伸運動をしてみたりしました。しかし、その後の排便もすっきりせず……いずれにしても、大腸の内視鏡検査をしてもらうしかないようです。
妻は「きっと大丈夫よ。あなたは心配ばかりして」と言います。自分でもそう思います。もっとじっくり構えていられないものか? 病院で医師の立場になると、患者にいろいろと指導していながら、自分自身のこととなるとまったく不甲斐ないのです。
「なにをあくせく、明日をのみ、思いわずらう」 島崎藤村の詩が頭に浮かんだりします。
そんなことを言っても、便が出にくいのだ。仕方がないではないか。自分で自分を責めてみたり、慰めてみたり……。
■担当医のやさしい声に助けられた
結局、大腸の内視鏡検査を行うことになりました。前回の検査は外来でしたが、今回は検査前日の午前中から入院です。これはとてもありがたい。この検査は腸をきれいにするのに下剤をかけるので、急にもよおすと大変です。