【日本脳炎】症状が現れた時点で脳細胞は破壊されている…予防が重要
また、日本脳炎は症状が現れた時点ですでにウイルスが脳内に達し、脳細胞が破壊されているため、将来的にウイルスに効果的な薬剤が開発されたとしても、一度破壊された脳細胞の修復は困難と考えられています。ですから、日本脳炎は予防がとても重要な疾患なのです。
日本脳炎は、ワクチン接種によって罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。また、草むらややぶなど、蚊が多く生息する野外で活動する際には、虫よけスプレーを使用する、長袖長ズボンを着用して皮膚の露出を抑えるなど、予防策を講じることも大切です。