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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

「長時間パソコン」「ふらつき」「めまい」 該当する人がやるべき対策

公開日: 更新日:

 緊張型頭痛は従来、中高年に多い頭痛。運動不足で筋力が低下しているために、筋肉の血流の滞りが起こりやすいからです。

 ところがこの20年ほどで若い患者さんが増加。パソコンや携帯電話が普及し、世代にかかわらず座りっぱなしや同じ姿勢を取り続けるようになったからです。

・仕事でパソコンとずっと向き合っている
・仕事以外でもスマホの画面を見る時間が長い

 こんな人は緊張型頭痛を起こして当然。緊張型頭痛には特に「うつむき姿勢」が悪いのですが、その習慣を改めない限り、緊張型頭痛は悪化すれど、解消することはありません。

 さて、緊張型頭痛の症状を紹介しましょう。ズキンズキンと脈打つように痛む片頭痛に対し、緊張型頭痛は、後頭部を中心に頭全体が締め付けられるように鈍く痛むのが特徴です。「頭が重く感じる」という訴えを口にする方も。前述したように、首・肩の凝り、腰痛、眼精疲労もよくある訴えです。

 緊張型頭痛は、長時間の同一姿勢が“元凶”。それを改めることで症状が軽減する可能性が大です。

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