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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

真夏の野外フェス…煌々と光るステージライトが頭痛を誘発することがある

公開日: 更新日:

 とはいえ、せっかくフェスに行ったのに頭痛を気にしてばかりいるのも興ざめではありますね。片頭痛持ちの人がフェスに行く際は、せめていざというときのために頭痛薬を持参するようにしてほしいと思います。

 今年の夏は久しぶりに帰省したり、旅行を楽しむという人も多いのではないでしょうか。夜間に高速バスを使って移動するという方もいらっしゃると思いますが、片頭痛持ちの人は座席選びに気をつけていただきたい。

 私はバスの前輪と後輪の中間ぐらいの座席をおすすめします。バスに乗っていると感じる微妙な振動は、過敏な脳を持つ人には影響が大きいもの。後部座席はエンジンの真上であるため、揺れの影響で脳が興奮状態に陥りやすい。

 では前方はどうか。バスの前方は大きな窓になっていますね。対向車線を走る車のヘッドライトや、朝日などの強い光が目に入ることで頭痛を誘発する恐れがあります。予防の意味を込めて長時間バスに乗る際には真ん中あたりの席を選ぶようにしましょう。

 先日取材に来た片頭痛持ちの女性記者は、郊外のアウトレットに行く際に高速バスをたまに利用するとのこと。「渋滞に巻き込まれ本来2時間程度の乗車時間が長くなると、頭痛が起きることがある」と話していました。

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