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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【呼吸器検査】3つの測定項目…喘息や気管支炎は「努力肺活量」が低く出る

公開日: 更新日:

・%肺活量:80%以上
・1秒率:70%以上

 %肺活量が基準値を下回ると、間質性肺炎が疑われます。肺を構成する肺胞の壁が厚くなるため、肺全体が膨らみにくくなります。初期には、自覚症状がほとんどありません。

 1秒率が基準値より低い場合は、気管が細くなって、空気が流れにくくなっている可能性があります。気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)になり始めているのかもしれません。

 間質性肺炎は急に悪化して、命に関わることがあります。またCOPDを放っておくと、酸素ボンベのお世話になります。いずれも肺のCTを撮らないと診断がつきにくいので、異常を指摘されたら、まず呼吸器内科を受診するべきです。

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