トイレでわかる糖尿病…「尿糖試験紙」を尿に浸すだけ 早く見つければ治すことも可能

公開日: 更新日:

「製品によって使い方は異なりますが、基本的には試験紙を尿に約1秒浸したうえで、定められた判定時間を経過すると試験紙の色が変化する。その色を付属の判定表で照合することで判断します。尿糖試験紙で検査する場合、食後1時間が血糖値上昇のピークになるので、そのタイミングで調べるといいでしょう」

 なお、血糖値が正常の人は食事をいくらとっても食後1時間のピークが140㎎/デシリットルを超えることがないので、食後の尿糖試験紙で色が変わり陽性になることはない。また、試験紙によっては尿糖だけでなく、尿タンパクや尿潜血を調べられるものもある。

「いまは昔と違って、糖尿病と診断されても早期に治療を始めて血糖コントロールをすれば治すことも可能です。また、網膜症、腎症、神経障害、大血管疾患、心筋症、感染症、非アルコール性脂肪性肝疾患などといった合併症を起こさず、天寿を全うできる可能性も広がっています。糖尿病治療で大事なことは早期発見・早期治療です。そのために、定期的な健康診断をしていない人などは、自分でできる尿糖検査も積極的に行うべきなのです」

 あなたもやってみては。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ