なかなか止まらい…「大人の鼻血」は重大病のサインかもしれない
鼻血は水道管の破裂と同じく、押さえなければ止まらない。いざ鼻血が出たら椅子やソファにリラックスした状態で腰かける。親指サイズに丸めたティッシュまたは綿を鼻の穴に詰め、出血した側の小鼻を親指で30分間押さえて圧迫する。その際、喉へ血液が流れ出て飲み込むと胃が刺激され吐き気を催しやすい。嘔吐を防ぐためにも飲み込まず吐き出すといい。
「血が固まる前にティッシュを取り出すと、再び出血したり傷口が広がる恐れがあります。鼻に入れたティッシュは12時間取り出さず、入れたままにしてください。止血してからもかさぶたが取れないよう鼻はなるべく触らず、当日は飲酒は避け、入浴はせずシャワーを浴びる程度にしてください」
■サラサラの鼻血は要注意
とりわけ注意したいのが、これらの止血を行ってもなかなか止まらず、何度も繰り返す鼻血だ。まれではあるが、白血病や再生不良性貧血といった血液疾患があると、止血作用を持つ血小板の数が減少し鼻血が止まりにくくなる。また、それらの病気の初発症状として鼻血が現れるケースもあるという。