著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

若者にも増加中…「スマホ老眼」を治す一番の近道は?

公開日: 更新日:

 老眼世代ではないのにピントが合いづらくなったら、「スマホ老眼」の可能性大です。私のクリニックにも「目のピントが合わない」と来院する若者が少なくありません。話を聞くと、電車の中や入浴中、また眠る直前でもスマホを見ている。まさに片時もスマホを離さないという生活をされています。

 スマホ老眼を治す一番の近道は、スマホを見続ける時間を少なくすることです。私が勧めているのは「スマホデトックス」です。3日間はスマホの電源をオフにしたままにして、一切見ない。動画やゲーム、検索機能はもちろん、メールやSNSのチェックもしない。

「仕事や学業に差し支えるから無理」と即座に思われた方も多いかもしれません。でも、3日間断つのはスマホのみで、パソコンはOKです。パソコンとスマホでは機器と目との距離が大きく違うからです。ただし、タブレットはスマホと同じような距離で見てしまうのでNGです。

 スマホデトックスを成功させるためにはいくつかコツがあります。

 まず、3日間スマホデトックスをすることを、あらかじめ周囲の人に知らせておく。

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