著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ポポー】ほかの果物を超える抗酸化力を持つ「森のカスタードクリーム」

公開日: 更新日:

 そんなポポーの栄養価は非常に高く、中でもビタミンCやビタミンA、ポリフェノール、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ポポーの果肉にはガロタンニンやクロロゲン酸などのフェノール類が含まれ、これらが抗酸化活性に関わっていると報告されています。とりわけ、熟成段階に応じてフェノールの含有量が変化し、熟したポポーほど抗酸化力が高まるそうです。カリウムも豊富なため、高血圧の方にもおすすめですね。

 アメリカで行われた研究でも、ポポーの抗酸化作用が他のフルーツと比較してもその効果は非常に高いことや、ポポーに含まれるアセトゲニンと呼ばれる化合物はがん細胞の成長を抑制する作用があることも報告され、さまざまなエビデンスが増えている最中に見受けられます。

 ポポーをいつ食べたらいいかについてのエビデンスは見つけられませんでしたが、ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれていることから、朝食時に食べることで一日の活動中に発生する酸化ストレスに対する防御効果の可能性が期待できそうです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    橋本環奈は8人も…著名人のマネジャー「辞めた」「クビになった」の過去を振り返る

  2. 2

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  5. 5

    日本ハム大砲レイエスの原動力は「7人の子供たち」…二軍でも手を抜くどころか元気いっぱい

  1. 6

    フジテレビ上垣皓太朗アナを先輩アナが「容姿イジリ」→約4カ月後に大炎上のウラ

  2. 7

    甲斐拓也だけじゃない!補強に目の色変えた阿部巨人が狙うソフトバンク「Cランク」右腕の名前

  3. 8

    元「相棒」と明暗クッキリ…反町隆史「オクラ」の不発は“凸凹コンビではない”にあり

  4. 9

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  5. 10

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏