がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然
とはいえつい飲み過ぎてしまうという人は、アルコールが人の体にもたらす影響を科学的に知った方がいいかもしれません。アルコールは体内でアセトアルデヒドという物資に分解されますが、この物質が細胞内のDNAを損傷することがあります。つまりアルコールがDNAを書き換え、突然変異によりがんを引き起こす可能性があるというのです。
アルコールは栄養の吸収を損ない、ホルモンのレベルを変化させ、その結果有害な化学物質が口や喉の細胞に侵入しやすくなることもあります。腸内のバクテリアに悪い影響を与えることもあるそうです。さらに飲酒に運動不足や肥満が加わると、リスクがさらに高まるとしています。
だからといってお酒を全てやめろというわけでなく、一人一人が科学的な情報に基づいて意思決定し、節度やマインドフルネスを大切にお酒を楽しんでほしいと、研究者は呼びかけています。