(6)大動脈弁狭窄症は聴診器をあてるとすごい雑音がする

公開日: 更新日:

 なぜ大動脈弁に石灰化が起こるのか? 起こる人と起こらない人の違いは何か? 誰にもわかりません。大動脈弁以外の全身の動脈に石灰化が起こっている人もいれば、なぜか大動脈にだけ、ピンポイントに石灰化が起こっている人もいます。

 出口が狭くなると、心臓は困ってしまいます。心臓はマヨネーズを絞り出すように、一生懸命がんばらなければならなくなります。ある日突然、キレてしまって心室細動(心室が不規則にけいれんする状態)が起こってしまうかも知れません。

 大動脈弁が狭くなって血液の通過障害があればスゴイ雑音がします。これは聴診器をあてればすぐわかります。しかし、すべての医者が聴診器を使えるとは限りません。医者になるのに実技試験はないのです。心臓の超音波検査を受ければ狭窄症があるかどうか、そしてその重症の度合いがすぐにわかります。ちなみに超音波検査ができる検査技師さんはみな優秀で引く手あまたです。病院で働く検査技師さんがアルバイトで休みの日に別の病院で仕事をすることはどこの病院も固く禁止していますが、結構みんなやっています。そのせいで彼女たちの実力が高められているのだと私は分析します。毎週、他流試合をしているわけですから。反対に病院は何を怖がっているのでしょうか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言