在宅医療がめざす理想…療養に関してだけでなく生活すべてを丸ごと面倒みる
そのため協力している訪問看護師さんから、具体的な状況や様子を教えていただくことはとても重要になるのですが、特に今回のような情報共有は大変助かりました。
それに私たちも関係各所へ状況共有する際は、自宅という密室でなにがあったのかわかるよう、過不足なくわかりやすく説明することが大切だと常々考えています。
これまでにもさまざまな事情を抱えた患者さんを、我々はお世話させていただきましたが、その中で常に意識してきたことは「どんな患者さんも断らない」「可能ならば患者さんが望むどんなケアも行う」「どんな慣れない仕事も現場で学びながら行う」の3つの思いです。
それはひとえに在宅医療が社会における最後のセーフティーネットであると考えるからなのです。