ウオーキングは「ロコモ」「介護」「寝たきり」の予防にはならない
順天堂大学と「カネカ」は筋力の衰えを自覚する65歳以上の男女14人を対象に、週2回の自体重トレーニングを実施。
7人はレモンマートル由来の成分カスアリニンのサプリメントを毎日摂取し、残りの7人はプラセボ(偽薬)を摂取した。試験開始前、試験6週目、12週目の終了時に大腿部前面の筋肉量を測定。するとレモンマートル群は6週目、12週目ともに筋肉量の増加率が有意に高く、レモンマートル群は1セットでプラセボ群の3セットと同等の筋肥大効果があった。
レモンマートル由来のカスアリニンは、ポリフェノールの仲間。筋サテライト細胞(骨格筋の再生に重要な幹細胞)を刺激・活性化することが細胞試験・動物試験で明らかになっている。