“ドライバー池田”こと池田佳隆容疑者の呆れた二枚舌 拝金主義への疑問と道徳的価値感を語っていたのに
■常に公の利益を尊重できる人に子供たちを育てていかなければならないと主張していたが…
せっせと裏金づくりに励み、バレそうなると姿を隠し、証拠隠滅まで図っていた池田容疑者だが、社団法人日本青年会議所会頭時代に参考人とて出席した2006年6月の衆院「教育基本法に関する特別委員会」では、こう言っていた。
「自分さえよければそれでいいとするせつな主義が横行し、どんな手段であろうと金を稼いだ者が賞賛される、勝ち組と称される、そんな拝金主義の価値観が、市場原理主義、経済至上主義を推し進めるもとで肯定されてきているように思われてなりません」
「今の日本人は、自分の人生のことだけを考えて、先祖のことも、親のことも、地域社会のことも、国家のことも自分たちには関係ない、また、そういった考えがあたかも正しいことであるかのような風潮が社会でまかり通っています。(略)常に公の利益を尊重できる人に子供たちを育てていかなければならない、私は考えます」
国会議員となった後の2016年11月の衆院文部科学委員会でも、教育の在り方について持論を展開し、気炎をあげていた。