短大生が編纂「オタク用語辞典」が大人気! ゼミ活動の自主制作本が書籍化→重版へ
推し、草、ギャップ萌え──。こんな「オタク用語」ばかりを集めた日本初の辞典が昨年11月、大手出版社の三省堂から出版され、重版になるなど好評だ。
著者は名古屋短大現代教養学科の女子学生ら12人。ゼミ活動の一環で自主制作し、大学祭で販売したところSNSで話題になり、編集者の目に留まった。
■約1600語を網羅
出版されたのは「オタク用語辞典 大限界」(288ページ、1540円)。国語辞典の名著「大言海」をもじり、学生が名付けた。自分たちが使ったり、周囲で使われたりしている約1600語を「K-POP」「ゲーム」など14項目に分類し、意味や用例を記している。
指導したのは小出祥子准教授(41)。学生が使うオタク用語に興味を持ち、ゼミ生に辞典編纂を持ち掛けた。「時代の流れで言葉は消えたり変化したりするので、記録する必要があると思った」と経緯を説明した。