最新研究で判明! “幸福度が高い企業”は社員の95%が月曜日に「出社したくてたまらない」らしい…何が違うの?
弱みを見せて助けてもらう
幸せの4因子をもとに、幸せに生きるコツがあるという。
「たとえば自己開示をすることです。相手に自分を見せなければ深いコミュニケーションはできません。たとえ仕事で失敗しても隠さず、仕事を進めるためにみんなで話し合う方がいい。弱みが人間味で、弱みを見せると周りに助けてもらえますから。ネッツトヨタ南国では、経営者は給料を公表して古い車に乗って、体を張っています。トップの頑張りに加えて、従業員の給与は一律で上がるのですから、社員は一丸となって頑張ります」
組織に所属していないシニアはどうか。
「基本は企業に属する人と変わらず、前向きな生き甲斐と利他の精神です。たとえば社会貢献するボランティア活動などは幸せの条件を満たしています。感謝されることで人間関係も円滑になります。人助けでワクワクすれば、ドーパミンもセロトニンも両方分泌されますから、家でゴロゴロしているよりいい。ただ自己犠牲になりすぎるのはよくないので、人によります」
感謝の気持ちを示すのは人間関係の潤滑剤。前野氏も幸福学を応用して、夫婦仲がますますよくなったそうだ。
まずは周りの人への「ありがとう」から始めよう。