【るっきー】(大阪・西成)焼き肉屋よりウマいホルモンラーメン誕生秘話

公開日: 更新日:

 チャルメラの音色に誘われて、屋台のパイプイスに腰を落ち着け、ラーメンをすする。昭和生まれにとっておなじみの光景は、いまや“絶滅危惧種”になりつつあるが、それでも人気を集める屋台ラーメンもある。人情も味のうち。今夜は、屋台で〆よう。

「3.2・1、ハッスル!ハッスル!」--暴走王・小川直也が率いるハッスル軍と、高田延彦総統が率いるモンスター軍の抗争に、幼稚園児だったるっきー君は目を奪われた。レンタル店で父親がすすめたプロレスビデオ。将来、プロレスラーになると決めた。

「カッコよくてねぇ。ボクは体格が大きかったので、高校時代にある団体にスカウトされて練習生にもなった。夢だったけど、途中でやめてしまいました」

 相撲ファンでもある。体格のよさから4つの部屋から誘いを受けるも、野菜が大嫌いだったためちゃんこを食べられずに断念した。

 次なる夢は、キッチンカーのオーナーになること。「趣味のレゲエフェスにキッチンカーがたくさん来ていましてね。これ、面白そうだなぁ」と見事に実現させたのが、このラーメンだ。

 オープンは昨年11月。わずか24歳だった。売り物にしたのは自分の大好物でもあるラーメンとホルモン。「融合させたら間違いなくおいしいだろうな」と自信満々に組み合わせ、ホルモンラーメン(700円)を誕生させた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方