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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さま「学習院大進学」が急浮上のワケ…警備を担う警察と宮内庁の間で不協和音

公開日: 更新日:

■秋篠宮家が求めるのは「目立たない警備」

「秋篠宮夫妻は2人とも目立たない警備を強く求めている。ミスは絶対犯せないと厳重な体制を組みたがる警察と、宮家の要請を何とか聞き入れなければという宮内庁の間もおかしくなっている」

 現在の危うい状況を説明する宮内庁OBだが、こうした要求を出したのは秋篠宮家が最初ではない。1985年、英国留学から帰国した現天皇の徳仁さまが会見の中で警備問題に言及している。

「日本の警察は英国に比べ、ちょっと警備が過剰。国民と皇室を隔てるものであってはいけないと考えている」と発言。「率直さがにじみ出ていて好感が持てた」と振り返るのはベテランの皇室記者。

「会見でお妃の条件を尋ねられた徳仁さまは『ニューヨークのティファニーであれやこれや買う人は困る』と答えて記者たちを笑わせた。こうした余裕が今の秋篠宮家からは感じられない。警備問題に触れる際もどこかギスギスして周囲を萎縮させてしまう」

 悠仁さまが大学に進学して、新たな警備体制を築く必要が出た時に「非常に困難な局面を迎える可能性が高い」と宮内庁OBは心配する。

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