ワンちゃんやネコちゃんの歯石除去、歯周ポケット治療は麻酔ナシでできる可能性が

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 ワンちゃんもネコちゃんも、シニアになると歯のトラブルが増えます。先日、ウチのスタッフが友人から相談を受けたのも、歯周病に関するものでした。ザックリと内容をまとめてみると、以下の通りです。

 ワンちゃんは15歳。ヒトだと80歳くらいの高齢です。歯石の付着がひどく、細菌が増殖。咳やくしゃみをすると痛がって鳴くそうです。それで動物病院を受診すると、その獣医師の説明は麻酔で抜歯する手術の一択でした。痛みの原因は歯周病によって増殖した細菌と炎症によるもので、これを放置すると、衰弱死する、というもの。もっともらしいことを言ってはいますが、私にはちょっと理解できません。

 別の12歳のワンちゃんは、トリミングサロンを利用していたところ、歯が欠けていることを指摘され、歯科に強い動物病院を紹介されたそうです。

 そこでも、最悪の場合の危険性をあおるばかりで、治療は麻酔下での抜歯手術一択。予定される麻酔は3時間だったといいます。これもヒトでは70歳ですから、いかがなものか。

 後者の例では、白内障もあり視野が狭く、怖がりな性格。口の中を診察しようとすると、かなり攻撃的になります。このケースでは、きちんと治療ができず麻酔が必要ですが、それでも3時間は長い。30分程度で済ますことが可能です。

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